ソフトウェアの惰弱性
セキュリティホールとは、ソフトウェアに不用意にできてしまった不正アクセスの侵入路となる穴です。悪意のある第三者はソフトウェアのセキュリティホールから不正にコンピュータに侵入し、ファイルを改ざんしたり、ウィルスに感染させたりする経路として利用します。
2009年から2010年にかけてタコイカウィルスが流行しました。これはウィニー共有ファイルから動画ファイルとして配信されました。拡張子も.scrとスクリーンセーバーを偽装していますが、実態は実行ファイルです。感染するとファイルのアイコンがタコやイカに変わって回復できなくなるというものです。これは一般の不特定多数ユーザを対象にした愉快犯のしわざです。この犯人はすでに逮捕されました。
たしかにウィルスを仕掛けるのはよく無い行為ですが、インターネット上の共有ファイルから、本来は有償で購入すべき映画や音楽を無償で入手するユーザ側にも反省して欲しいものです。アダルトサイトにも何かをダウンロードすると、そのユーザのメールソフトoutlookに登録されたアドレス向けに広告を配信するなど、ユーザ自身がウィルスの感染源となってしまう場合もあります。
2011年8月には衆議院のサーバに外部から不正アクセスされたことがわかりました。3人の衆議院議員のパソコンにインストールしたソフトウェアにトロイの木馬が仕掛けられてサーバにアクセスするIDとパスワードが盗まれ、サーバに不正アクセスされたものです。当時はサーバ内のファイルを盗聴、改ざんされた記録はないと発表しましたが、その後、ニュースページが削除されているところを見ると、何か不都合があったと推測されます。