ソフトウェアの惰弱性

Winny

この問題はソフトウェアの脆弱性ではなく、ソフトウェアを利用するユーザの脆弱性です。Winnyはファイル共有ソフトウェアで、開発者は2チャンネルで47氏と呼ばれている金子勇氏です。サーバを介さずに共有するファイルを複数のパソコンを通して転送します。そのため送信元が特定できず送信元の匿名性に繋がります。ファイル共有ソフトウェアそのものに違法性はなく、ファイル共有ソフトウェアそのものを犯罪とは言えません。

しかし、このファイル共有ソフトウェアを通じて、本来は有料のコンテンツであり著作権がある映画などが配信されたため著作権違反幇助の罪に問われました。さらに、ファイル共有ソフトウェアをインストールしたパソコンから、持ち主の機密情報が漏洩するという事件が起こりました。企業や公務員の業務上のファイルを保存したパソコンにWinnyをインストールしたのが原因です。

業務で使用するパソコンにはファイル交換ソフトウェアをインストールしないことです。ファイル交換ソフトウェアはWinny以外にも、Share、WinMX、Limewire、Cabosがあります。ファイル交換ソフトウェアは違法ではありませんが、そこに著作権のあるコンテンツを送信するのは違法となります。

2004年Winnyの開発者が逮捕され、起訴されました。保釈金500万円は有志から義援金として寄付が集まり保釈されました。京都地裁では罰金150万円懲役1年という有罪判決でした。この判決に対して検察側も弁護側も両方から控訴されました。大阪高等裁判所で逆転無罪となりました。